2013
05.18
05.18
木梨憲武美術館2
週末に、木梨憲武美術館2〜愛と希望と光とカピオラニ公園と私と京都〜を観に行来ました。
この展覧会が始まった時には、ハワイにいたので滑り込みセーフ(5月20日(月)まで)で京都に行き観ることができました。
僕は、憲ちゃんがアートを作り出す発想や過程をずっと見続けていますが、彼は天才だと思っています。
僕では、うまく伝えられないのですが、横尾忠則さんがその辺をコメントしてらっしゃいました。
木梨さんはテレビで観るたびに,違った帽子を被っておられる。一体いくつ持っておられるんだろう?もしかしたらそんなに多くないのかもしれない。木梨さんの絵を見ると帽子と同じことを考えてしまう。1体何種類の絵を描く人なんだろうと。だけどそれらの作品を一堂に眺めるとやはり一人の人が描いたことがわかる。(当たり前だ)
一芸に秀でた人は何をやってもいきなりあるレベルに達してしまう。木梨さんの絵は芸人が描く単なる趣味の域を超えている。そして何より自由だ。このことが人間にとっても芸術にとっても一番大事なことだ。自己に固定しないことである。ぼくも多様なスタイルを持つアーティストだ。だからいろんな帽子を被る。以前木梨さんから沢山の種類の帽子をプレゼントされたことがある。チャップリンが被るような帽子は自信がないが木梨さんは平気だ。絵もチャップリンの帽子と同様、ぼくができないことも彼は平気でやってしまう。
横尾忠則(美術家)
このメッセージを会場の入り口で読んで、「そう、そうなんです。」と胸がちょっと熱くなりました。
これからも、木梨さんはアートを創り続けて行くと思います。
機会があったら是非、展覧会(来年かな?)をご覧になってみてください。