05.13
トットひとり
黒柳徹子さんが新潮社から新しい本を出版されました。
扉を開けると
私が好きだった人たち、
私を理解してくれた人たち、
そして私と同じ匂いを持った人たちへ――。
「ザ・ベストテン」の忙しかった時代の話から始まり、テレビ草創期の生放送時代から関わってきた俳優やスタッフとの楽しい思い出とお別れを、徹子さんならではのタッチでお書きになっています。
この本を書き終わった頃に、徹子さんが「この本を書いて良かったわ。死ぬのはこわくなくなった。まわりにいた凄い人たちがみんな経験したことなんだから・・・」と僕に言いました。
僕は、とても驚きました。「今まで、いろんな経験をしてきた徹子さんでも、死ぬのが怖いと思うときがあったんだ!」と・・・・。
この本の最後に出てくる「草原の輝き」の詩、以前に僕も徹子さんから手書きでいただきました。
とても素敵な詩です。
「草原の輝き 花の栄光
再びそれは還らずとも
なげくなかれ
その奥に秘められたる力を
見出すべし」
訳詩は、高瀬 鎮夫さんです。
高瀬 鎮夫(たかせ しずお、1915年8月13日 ‐ 1982年10月14日)は、日本の映画字幕翻訳家、洒落たセンスのある意訳を得意とし、清水俊二と共に11960年代半ば~1980年代序盤まで洋画字幕界の代表的存在だった。清水の著書『映画字幕(スーパー)五十年』(292~293頁)によれば、清水が知っている英語の名手の中でも五本の指に入るほど有能だったが、酒が好きでそのために寿命を縮めたという。
『カサブランカ』でリック(ハンフリー・ボガート)がイルザ(イングリッド・バーグマン)に繰り返し言う“Here’s looking at you, kid.”に「君の瞳に乾杯」という字幕を付けた。これは名台詞として定着し、NHKの放送でこの台詞が「君の命に」と訳されたとき、抗議が殺到したほどだった[4]。
『ジョルスン物語』での主人公の決め台詞 “You ain’t heard nothin’ yet!” を「お楽しみはこれからだ」と翻訳し、また『ある愛の詩(うた)』の名台詞“Love means never having to say you’re sorry”を「愛とは決して後悔しないこと」と翻訳したことでも知られている。
また、ゴジラを欧米向けに英訳するにあたりローマ字綴りのGOJIRAではなく、欧米人にとってインパクトのあるGODZILLAと翻訳したのも高瀬である。
翻訳書[編集]『ジェームズ・ディーン』(ハヤカワ文庫)『風と共に去りぬ―シナリオ』(三笠文庫)など。(Wikipediaより)